夜明けの教会を飛び立つ鳥の白い翼の香り
¥3,500
朝焼けに染まる教会は、まるで静かな夢の続きみたいでした。
石畳の前で立ち止まり尖塔を見上げてみます。あと数時間後には、この場所で大好きなあの人の結婚式が始まるのです。
この場所をひとりで見ておきたかった、ただそれだけのことでここへ来てしまったのでした。
冷たい朝の風が吹き抜けた瞬間、教会の屋根から白い鳥たちが一斉に飛び立ちます。
「白鳥(しらとり)は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」
その短歌を教えてくれたのもあの人でした。
あおいろに染まれない白鳥は、勇気がなかったのです。
ほかの色に染まる勇気が、そして染まることを拒絶される勇気が。
光を受けた翼は朝焼けに透けて、羽ばたきとともに一瞬、花のような淡い香りが漂います。
その香りは不思議なくらい優しくて、何もかもすべてが肯定されたように感じました。
小さく息を吐いて、朝の光へ向かうように歩き出すのでした。
「香りの色標本」シリーズNo.03
夜明けの薔薇色の空を背景にした教会と飛び立つの白い鳥のシルエットをちいさな香水瓶に閉じ込めました。
片面には透かしのメタルパーツが輝いています。
無香料で吸液性の高いムエット(試香紙)をボックスに同梱します。
香水は含まれていませんので、お好きな香りを「夜明けの教会を飛び立つ鳥の白い翼の香り」としてまとわせて、小瓶の風景を楽しんでください。
画像はできる限り実物に近い状態で撮影していますが、実際の色合いはご覧いただく環境により異なる場合があります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。















